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20110828

シマムラなのさ

【カテゴリ:日常】

ブランド志向が崩壊しつつあるらしいね。いや、どうも最近、ブランドの名前を聞かないなとは思っていたけど、まあ、自分が住んでるのは田舎だしと思っていたら、都会でもその状況は変わらないらしい。
ってのは、シマムラ。俺はびっくりしたんだけど、若い世代、しかも学生層にシマムラの服が流行ってるって言うじゃあありませんか。ホントに?ホントなの?ホントに若者がシマムラの服を着てるの?
そんなわけで、自分を鑑みてみれば、あ、今俺は近所の安物衣料品店「カヤシマ」で買ってきた500円のパンツと、500円のTシャツを着ている。恐ろしい。これ、シマムラ現象やんけ。すでに自分も毒されていたとは。
そんなわけで世間では、ブランド志向からノーブランド志向へ、大きな波が起こっているようなのだ。つっても、目に見える波じゃないので分かりづらいが、学生がそういう服を着始めたってのは凄いよね。だって、ブランドなんて学生によって流行するものであって、VANのアイビールックに始まりですよ、現在のヴィトン、ガールズブランドに至るまで、これ学生が愛用しているから流行しているわけで、社会に出た大人が流行らしてるわけちゃうのだ。スーツしか着ないサラリーマンやOLが流行を作っているのではなくして、毎日私服を着て遊んでいる学生が世のブランドブームを生みだしてきたわけである。その学生がシマムラとは。すげーな、シマムラ。
というわけで、このブランド志向の崩壊が何故起こってるかってことを、さっきから考えている。
これ、まず言えるのは、今の若者にとって、ブランドがステータスではなくなってきた、ということだと、ええ、真面目にボクは思うわけですよ、はい。
昔はね、きっとですよ、ぼくも経験したわけじゃないから大きな声では言えないんだが、ブランド=金持ち=憧れ=紳士・淑女へのスタートラインでありゴールライン、みたいな構図があったと思うんですよ。だから、人は少ねえ給料ん中から切った張ったの大出費をしてまで、ブランド物の財布を買う。シャツを買う。家具を買う。車を買う。てなことをしてきたんでがしょう。
ところが今の若いのと来たら、そーんなのアタクシまあったく興味なくてよ、マイセンよりこの100均のお皿の方が、あ、柄がよろしいんじゃ、あ、なくて?なんて具合に、まあいけしゃあしゃあと言ったもんだよ、や、そこまで言わずとも、別にぃ、給料安いんだしぃ、無理してワンシーズンしか着ないようなブランド買うより、シマムラで十分、っていうか最近ブランド多過ぎね?ぐらいな調子のことを言っているのでのであって、ブランドに対する憧れとか羨望みたいなものが皆無、とまで言わなくとも、些少、くらいなものになってきた。これってのは、いやあ、それだけ社会が貧富の差がなくなってきたのかなあ。ブランドなんて、そもそも格差の象徴みたいなものだからね、即ち格差がなくなってきた、貧乏する子が減った、金持ちもことさら金持ち然とせず、いいと思ったらユニクロでも着る!みたなスタンスになった、平和になった!と言えるのではないだろうか。
しかし、はたと。待てよ、と。ブランドがなくなりそうになって、今思うんだけど、それでいいのかと、そうも思うわけで。だって、これ言ってしまえばデフレ。結局は自分たちの賃金を下落させていくという妖怪「首絞め」が登場して、そんな時に鬼太郎はまさかの昼寝!とまあ、単純にそんなことも思うわけで。しかも、衣食住の衣なわけですから。食はすでに低価格路線をひた走っているわけだし、住も俄然、マイホーム派は順調に減り続けているわけで。え?日本大丈夫なの?エネルギー問題もあることだけど、俺は今回のシマムラ流行の話を聞いて、もうハラハラするよ。ついで、ムーディーズだかいうなんかアダルトビデオの社名みたいな国際的な格付け機関で、日本の国債が格下げされたとか、さあ、俺は今何をすべきなんだ。よし、とりあえずブランド買いまくれ、出費だ、消費だ、オーイエー!ジャンジャン買え、ジャンジャン持ってこいっ、つって、へっ、財布のひもをほどいてみたれば来月10日までの生活費残額六千飛んで三百七円。日本を救えねえ、ってかその前に自分を救えねえ。つって、だから、俺はもうあれだ。決めたんだ。しょぼんと消える。

寝てカンガエルー


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