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20100125

阿呆の子守唄

【カテゴリ:阿呆】

てな、タイトルをつけてみたのだけど、フンカフンカうまい内容があるわけでもない。
最近、サワーペーパーっちゅう駄菓子にハマってんのだけど、これはうまい。原産国がタイランドって書いてあるんだけど、外国製のお菓子って大抵まずいんだけど、中に抜群うまいのが時々あって、その一つがハリボーのハッピーコーラグミってんだけど、これが僕は大好物なんだな。
ところで、ハマるって言葉はいつ生まれたんだろうね。僕はこの言葉を小学生のころには使っていた記憶があって、何でそんな事を覚えているかってえと、親父に「ハマるってなんだ?」と聞かれた覚えがあるからね。覚えてんだけどね。ハマるって、ロングランな流行語だよね。流行って、冷めるから流行なんだけど、冷めないと普遍への昇格チャンスを獲得するってえか、まあピアス?みたいな。ピアスが流行りだしたとき、子供ながらにこんな流行りはすぐに廃れるだろうと思っていたけど、ピアスってもうフッツーになったよね。タトゥーはちょっと伸び切らなかったイメージがあるけど、これも馴染みが深くなってきたってえか、あっそれタトゥー?って時代にはなったってえか、社会が寛容になった気がするよね。思えば、ここが流行りの第一関門であって、まず誰かが誰もしていないことを始めた時、その奇抜さ、かっこよさ、便利さに惹かれて流行ってスタートするのであって、保守的な人々がそれに対して反発したりして流行は大きな渦となっていくんだな。流行の死ぬ時ってのは、消えていく時ってのはそれが人々に飽きられた時である。そうやって、ルーズソックスもチョベリバもクイズショーバイショーバイも死んでいったのだけど、死ななかった言葉たちよ、物々たちよ、つらい世の中の淘汰の嵐、試練に打ち勝ってよくぞ生き残ったねと思うと、これけっこう涙ぐましいことなんである。
それでハマるという言葉は常套句になりつつあって、けっこう老若男女、つかってる。ハマるの代用句みたいに生まれたマイブームてな言葉が先日、慶応義塾大学病院で息を引き取ったそうである。2000年代後半に入り、著しく病状が悪化していたそうである。故人を懐かしむように、そんなことも言ったねえ、なんて僕らは酒の席で話したりするのだけど、ええい、いつまで続くのか使用期限の見えない流行語たちに早くも哀悼の意を捧げたい。そうしてやはり、見えぬ使用期限に追われた普遍以外のすべてのものへ僕は生きている間に惜しみなく愛を与う。そんな阿呆の子守唄だコンチクショー。


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