あっ！とお的なブログ

日頃から、このブログ上で、性の勉強、性の勉強と嘯いている僕なのだけど、性の勉強をするったって座学だけに集中しているわけにいかず、たまには実践的なことも勉強していかねばならない。というか、性の勉強の大部分は実践的なこと、つまりセックスに意味があるのだけど、セックスの勉強をどこでするかというと、最近は、まあ、セックス教室というようなカルチャースクールなどが世間に登場している。
このセックス教室というのはどういうものかというと、主にシニア向けのスローセックスの実践、というような内容だったりするのだけど、ちょっと調べた感じだと、女性モデルなどを使って真面目にセックスの仕方を指導しているようだ。
で、まあまあ、それはいいのだけど、自分自身、どこで勉強するかと考えて、フーゾクに行ってみようと考えたことがある。
２８歳の秋、そんな経緯から自分は初めてフーゾクに出かけたのだ。
フーゾクに行こう、と決めたものの、さて、どうしたらいいのかよく分からない。
そこで、フーゾクに詳しい友人に「フーゾクに行きたいんだ」と電話すると、友人は「急にどうしたんだ？なんで今なんだ？」と驚きながらも、手とり足とり、電話先で熱心に教えてくれた。
友人いわく、フーゾクというのはタイプがある、ということで詳しく聞いていくと、基本的には本番有りのソープと、本番無しのヘルス、の２タイプがあり、無しの場合は手淫や口淫での射精になるという。当然、値段的には本番が有るソープの方が高く、「どちらがいいのだ？」と友人が聞いてくるので、「指が入れられれば、本番は無しでもいい」と自分は答えた。
これは何故、自分が女性の陰部に指を入れたいかというと、女性の陰部の内側の形状などを探るためで、顔を見て、陰部の形状を照らし合わせる、などの研究のためだ。
ということは内証なので、「なんで指なんだ？」と聞いてくる友人に「まあ、いいじゃないか」と適当な返事をして、「ではヘルスなのだけど…」と話を続けてもらった。
ヘルス、というのはこれまたタイプが２つあり、友人いわく、一つは「店舗型」、もう一つは「デリバリー型」と言われるものが存在するという。で、これはどういうことかというと、店舗型は文字通り、自分が店に入店してサービスを受けるというもので、デリバリー型というのは自分の家や宿泊先に女性がやってきてサービスしてくれるというもの。
「それならば落ち着けるデリバリー型が良い」と所望すると、友人は「歓楽街のコンビニにいけばフーゾク情報誌が売っているから、それを適当に買ってよさげな店に電話すればいい」という方法を教えてくれた。
後日、言われたとおりに歓楽街近くのホテルに宿をとった自分はコンビニで買ったフーゾク情報誌の１回１万円くらいの店を適当に選んで電話をかけた。
電話先で対応したやけにきびきびした声の兄ちゃんが「３０分ほどで向かいます」と言い、部屋で待っていると、やがて、兄ちゃんに連れられた女の子がやってきた。
この女の子は、歳が２０代前半くらい、スレンダーで小柄なかわいい子だったのだけど、まあまあ、おっぱいを眺めて、陰毛の生え方などを見て、実際にフェラしてもらって、その感触を確認していったのだけど、今一つどうも物足りないので、結局その日、もう一回デリバリーヘルスを頼むことにして、すると今度やってきたのは、小脇に洗面道具を抱えた太っちょのおばさんであった。
おばさんは、僕の顔を見ると、「若い子で嬉しいわ」と独り言のように言い、いそいそ支度に取り掛かったのだけど、とりあえず自分が、そのおばさんに試したかったのはスパンキングという行為であり、これはどういうものかというと、簡単にいえば女性の腿やケツをパンパンと手で平手打ちするようにする一種の愛撫方法なのだが、その太っちょのおばさんのケツをパンパンと叩いてみたらば、彼女はあまり喜ばしい表情をせず、「もしかしてSなの？」などと見当違いの質問をしてくるので、「いや、これは愛撫の研究と、スパンキングの有効性の確認だ」みたいなことを返そうと思いながら、それを言っても理解してもらえないだろうと思い、やめて、「Sではない」という返答だけし、スパンキングの方法論を頭で考えながら、しばし口淫をされ続けた。
ということを何故今書いているかというと、性についてこれまでの自分の研究を思い返していて、これって結構面白いなと思ったから記録として残している。
太っちょのおばさんに口淫をされながら、ぺちぺちと弱弱しくスパンキングの感触を確かめている男、というのはよく考えれば、涙ぐましい努力ではないか。自分でいうのもなんだが。
その後、毎月フーゾクに通いながら勉強しようかどうしようか悩んだが、（というのは研究のために多くのサンプルが必要だから）金がかかる割に時間が短く、勉強の仕方としては不効率なので辞めた。
以来、フーゾクには行っていない。