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20130211

イケない女性

【カテゴリ:日常】

1000人以上の女性を抱いたことのある方から実際に聞いた話。
「どんな女でもイカせることが出来るけど、過去に3人だけ、どうやってもイカなかった女がいる」
という。
その3人の女性がイケない理由、つまりオーガズムに達せなかった理由は共通していたそうだ。
「どうしてイカないのか?」
と理由を探ると、3人とも
「実は、私はオナニーでしかイケないの」
と答えたという。

男性に限らず、女性にとってもオナニーを楽しむ人は多いけど、女性のオナニーのし過ぎは注意が必要だ。
どうしてかというと、オナニーをする時、自分の手で陰部をいじくるが、自分の手でやっているのだから、どこが気持ちいいか、どの程度の強さがベストか、ということをよく把握している。これはつまり、男とセックスをした時にその男が触る感触よりも、自分の手の方が確実に快感を知っているということであり、オナニーをやり過ぎると、今度はいざ男性からの愛撫に対しての快感度を下げてしまうのである。
実際に、オナニーでしかイッたことがない女性は自分の周りにもいるし、多いと思う。
ただ、上記の3人というのは、それが突出していたようで、男性とのセックスではどうしてもイケない、すでに手遅れの状態だったらしい。
3人とも幼い頃からの筋金入りのオナニストだったそうだ。
性科学の中で幼児オナニーというものがある。
文字通り、幼い子がするオナニーのことだが、幼児~小学低学年の期間にオナニーを覚える女の子が案外多い。一般的なのが、いわゆる角オナニーというもので、テーブルや手すりのような場所に陰部をこすりつけることで快感を覚える。日々のふとした瞬間に、そういう行為が「なんとなく気持ちいい」ということに気づき、知らず知らずのうちにオナニーを覚えてしまう。これは当然、その子自身も訳がわからずにやっているのであり、なんで気持ちいいのか、と考えることよりも先に、気持ちいいがゆえに漠然と続けてしまう。
これがやがて習慣化すると、定期的にオナニーをするようになっていく。これを読んでる方の中にも、そういう経験のある人がいるかもしれない。珍しい話ではない。
他には、お風呂でシャワーを当てていて、なんとなく気持ち良くなって、いつの間にか覚えてしまったというパターンも時々聞く。
そして、ここから明確にどこをどうこすると気持ちいいのか、から、自分の手でもそれが再現できることに気づき、クリトリスを触り、ヴァギナに指を入れることにまで発展していく。
例えば10歳からその快感を覚え、20歳までやり続けたとする。
すると、どういうことになるかというと、10年間自分の手で、自分の一番気持ちいいところを毎回毎回刺激するわけだから、体がオーガズムに達するポイントとタイミングと強さと間隔などを完全に覚えてしまって、それ以外のものではイケなくなってしまう。
いわば10年間の刷り込みによるパブロフの犬であり、パブロフの犬が特定のベル音に強く反応し、唾液を垂れ流すように、自分の手の節や形、皮膚感といった細かなことまでが、その特定のベル音と化していってしまう。これは強烈な条件反射であり、この条件が自分の手で確定してしまった以上は、他の男の手ではイケず、結局オナニーするしかなくなり、どんどんと深みにはまっていく。
そのようにして、どうしてもイケない女性の確率が1000人に3人の割合でいたという。これはプロの試算であり、一般的にそういう状態にある女性はもっといるだろう。

これと似たようなことに、性玩具の使用がある。
オモチャを使う男性も世の中に多いと思うが、この時、女性が喜ぶからと、大きめの張り形を使用したりする。それによって、女性の快感度を上げようと試みるわけだが、大きめの張り形に慣れてしまった女性はそれより小さいものでは満足しにくくなる。当然といえば当然なのだが、ということは肝心な男の陰部が張り形よりも小さかったら、自分のペニスでイキづらい女性を作っていくだけの話であり、こうなると本末転倒で、前戯が終わっていざ本番でイケず、セックスが楽しいものではなくなる。
結局毎回おもちゃでイカせる、というようなことになってしまうのだが、そうなると最終的には、その女性はオモチャでしかイカなくなってしまい、これは双方にとって悲惨な話だ。
おそらく、セックスについて我々現代人は無知に近い状態にあり、よかれと思ってやり続けたことが、知らぬうちに悪い状況を生んでいたりする。知識がないと、このように自ら、自分の将来を暗澹としたものにしがちであり、そうならないための理解が本当に大事なのだが、セックスに対しての世間の門はまだまだ狭い。知識があれば、自分も他人も正しい方向へ導くことが出来るのだが、それが「知識」として認識されず、ただの「エロ」と一笑に付されるかもしれない。
蛇足だが、オナニー全般が悪いわけでなく、ストレス解消の有効な手段でもあるだろうし、よほどやり過ぎない限り、そこまでなることはない。
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。

魚雷


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