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6月14日。ようやくというか、ついにというか、読売新聞上にてコボちゃんが連載1万回を迎え、コボちゃんの妹が誕生した。
喜ばしいことである。ヒャッホー、ブラボー、誕生だあ!とついつい叫んでしまう、しまう、しまうよね。
で、この妹の名前なのだけど、紙上で4月末から読者に名前を募集した結果、ミホちゃんに決まったという。
まあ、肝心な当日の新聞を僕は見ていないのだけど、その詳細が読売新聞のHP上で発表されていたので、ちょっとここに引用させていただくと・・・
(4月末から5月に募集した名付け親募集にはインターネットとはがき合計で4万7070通(女4万2667通、男4380通、無効23通)の応募をいただき、ミホ(かな、漢字含め同音すべて)は二番目に多い3298通の推薦がありました。)
とある。この記事を読んで、みなさん何か気にならないだろうか。自分は驚いた。おでれーた。びっくりした。すわ。てのは応募数のうちに占める女性の割合の高さ。
総数4万7070通のうち、4万2667通が女性とある。
割合にして90%超ですよ。どうなんですか。え?気にならない?10人中9人が女性ですよ。気にならない?おらぁ、どうしてこんなに応募数に性別の開きがあるんだろうかと気になったけど・・。
いや、そりゃまあ、女性の方が家庭に入っている方が多いだろうから、こういう応募、懸賞の類は女性の方が多いかもしれない。しかしだよ。ええ?なんだろうか、この対比は。
女性の方が新聞読者が多いってこと?それとも、男はこういったカテゴリーに関して興味が薄いってことだろうか。
仮に、妹でなく弟であったらどうだったろうか。少しは男の応募も増えただろうか。また、同じことがアメリカであったら、どのようなパーセンテージになったろうか。そんなことを考えた。
それで、応募があった名前のベスト10は以下の通り。
1位はミノリであったが、妹の名前は2位のミホに決定している。ミホ、カホ、イナホ、ホノカ、ホナミ、とホがつく名前が多いのは、母親である早苗の名と、兄となるコボの名に因んだものだろう。(コボを漢字で書くと小穂であり、ミホは実穂という漢字に決定した)
「コボ」というのは、作者の植田まさしさんの幼いころのあだ名に由来するそうだが、このランキングに対して植田さんは「漫画家の僕が考えたら、もっととっぴな名前になっていたかな」とコメントしている。
確かに、このランキングには、あまりインパクトを感じる名前がない。
挙げるなら、3位のコムギが今風なのかなと思って見ていたのだが、実際に最近の女の子の名前ってどういうものが多いのか気になったので、調べてみた。
以下、「たまひよ」が行っている新生児の名前ランキング2009女の子ベスト10。
この二つのランキングを見比べてみると面白い。何が面白いって、全くカブっていないのが面白い。2010年6月14日生まれの女の子に対し、公募して送られてきた名前が一つも流行をいっていない。
これはつまり、コボちゃんの世界観が時代を反映していないと言える。何故だろうか?漫画だからだろうか?
何故、コボちゃんの妹の名前ベスト1がミノリで、凛ではないのだろう。何故、現実に人気のある名前が、応募されてきた名前上位10位の中に一つも入っていないのだろう。
え?別に気にならない?僕はすっごく気になるんだよね。何故なんですか?この意識の差はどこから生まれてくるんですか?
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とまあ、振り返ってみれば実はそんな世の名に対するナゼナゼてな疑問って数々あって、そのほとんどはくだらないことばかりなのかもしれないけど、ほら、もしかしたらそういうくだらないことを通して、予想だにしなかったスケルトンな社会観というものを垣間見ることが出来るかもしれず、はーん、これはどうも面白そうだ。
阿呆シリーズを書いているうちに、住み分けしてそんなことをちょこちょこ書きたくなった。いろんな物事をいろんな方面からのデータでズバズバ斬っていけたらな、そんな思いで今後は考察シリーズをブログに加えて書き始めることにしたので、みなさん、よろしく。