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行きませう、行きませう、そうしませう。
行きましょう、行きましょう、そうしましょう。
行こうぜ、行こうぜ、そうしようぜ。
行こうよ、行こうよ、そうしようよ。
行くぜよ、行くぜよ、そうするぜよ。
行こうや、行こうや、そうしようや。
ゴーゴー、レッツゴー。
行くべ、行くべ、そうすんべ。
つって、少年たちは明け方の街を飛び出した。一人は自転車、一人は車、一人はスケボー、一人はバイク、一人は籠、一人は徒歩、一人は飛行機、一人は草鞋であった。
って、おかしいじゃん、草鞋ってイコール徒歩じゃん、と籠の奴が突っ込んだ。明け方の冴えない街角で。
そういうお前だって今時カゴはねえだろうよ、とそいつは突っ込み返した。明け方の冴えない街角で。
やめろ、やめろ、と一人が言った。みんな黙った。
それぞれがめいめいに街を飛び出してゆく。明け方の冴えない街角で、少年たちは思い思いに飛び出してゆく。
一人は家に不満があった。
一人は学校に不満があった。
一人は人に不満があった。
一人は街に不満があった。
一人は時代に不満があった。
一人は将来に不満があった。
一人は社会に不満があった。
一人は小遣いに不満があった。
小遣いはちっぽけでせう。
小遣いはちっぽけでしょう。
小遣いはちっぽけだぜ。
小遣いはちっぽけだよ。
小遣いはちっぽけぜよ。
小遣いはちっぽけやな。
イッツァスモール。
七人がいっぺんに一人を責めた。ちっぽけだっていいべや、そいつが言った。みんな黙った。
とにもかくにも八人は街を出る。少年たちの反抗が街の通りに風を吹かせた。街はまだ明け方であった。
「反抗記」第一章 完
はい、どうも。こんばんわ。どうもどうもです。
一体、この後、少年たちはどうなっちゃうんでしょうね!?わかりませんね、ドキドキしますね、それではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
なはんてことを考えながら、淀長を思い出しているのだけど、懐かしいね、どうも。淀長さん、映画って僕らにとって何だったんだろう。この歳になって、もう一度見てみたい映画がたくさんあるよ。素敵だったね。特撮の不自然な軌道を描くジャンプで、敵を倒すC級映画が頭の中に延々と流れているよ。
ジョニー・デップの「不思議の国のアリス」が近々公開されるそうで、あれ観てみたいなあ。映画について語れる知識なんて、これっぽっちも、ないけれど。