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えー、寒くなってまいりました。今朝はほんと寒かった。寒波カパーンて、感じですよねえ。カンパカパーン。
灯油の減りが早くてね。
大昔、灯油がなかったころの生活ってどんなだったんでしょうね。学校で習った歴史で大昔の事もある程度知ったつもりになっているけど、実際そんな生活を体験したわけじゃないから、例えば平安時代の人々は冬、どんな感じだったんだろうね。凍えるだろうなあ。絶対凍えるよ。布団だってマシなものないでしょう?トイレは家の中になかったわけだし、水道ももちろんないし、あ、ところで知っていましたか?十二単って、あれなんで十二枚も着重ねているかっていうと体臭を隠すためらしいです。昔は風呂に入る習慣がなかったからね。厚着して臭いをごまかすしかなかったんだな。
いや、それにしても灯油があって良かった。灯油のある時代に生まれてよかったって思うんだけど、これ不思議なもので、あと100年もしたら、その時代の人々は「100年前は灯油なんて不便なものを使っていたそうだから、いや今の時代に生まれてよかった」なんて言っているかもしれず、じゃあその時代はどんな環境になってるだろうね、ってこんなこと考えるの楽しくない?つまり、未来を考える。
僕は現状が最上級に便利だから満足できているわけだけど、これ以上の便利を知ってしまったら、今の便利では満足できなくなる。50年前だったら扇風機で満足出来たけど、今は冷房がなきゃ満足できない時代なわけだ。じゃあ、100年後にある満足って何だろう?想像してみようじゃないか、100年後の街角を。
おそらく、電柱はないね。電気はあるだろう。でも全部地下ケーブル化しているはずだ。それはもう進んでいることだからね。車も当然のように完全電気自動車化しているだろう。きっとまだ空は飛んでいないはずだ。事故が多発しているだろうね。何故なら、電気自動車は音がしないからね。プリウスよ。あれ、エンジン音が聞こえないからスーッと発進しやがって、僕は危うくひかれそうになったことがあるんだよ。考え物だよ、あれは。
家の形はどうなっているだろう?瓦がなくなるんだろうなあ。悲しいなあ。瓦なくなっちゃうのかよ。日本が失われてゆく気がするなあ。というか、待てよ。100年後、日本は日本なんだろうか?日本が日本じゃなくなっている可能性も大きくあるな。しかし、まあそれは置いといて、100年後の街角だ。服装はどうだろうか?ああ、今そこらへんで売ってるリーバイスがヴィンテージになってるかもしれんなあ。100年後の子孫のために3本くらいサラで買っとこうかなあ。それとも、ジーパンなんか履いてないかな。Tシャツはなくなってほしくないなあ。みんな、ピチッとしたもの着てそうだな。言葉はどうだろうか?通じるんだろうか?なんだか不安になってきた。冬の寒さはどうしてるんだろう?家から出ないかもしれないなあ。便利になるって、究極は動かなくなることだからね。動かないってことは運動不足だから、それを解消するための道具や薬も出来ているだろうけど、嗚呼、100年後には冬の寒さは関係ないものになるのかもしれない。夏も冬も快適な時代になっているのかもしれない。それって寂しいなあ。
やっぱり僕は、時代にふさわしく今が一番満足できる環境なのかもしれない。なんだか、そう思うとポリタンクを持って灯油を買いに行くのも面倒じゃなくなってきた。ううん、不思議だなあ。過ぎてもダメ、足りなくてもダメ、ちょうどいいって、どの時代にとってもきっと、その一瞬一瞬なのかもしれない。うん、きっとそうなんだろうな。
というわけで、とりあえず今日も寒いんだ、宮崎は。宮崎でも。